わかりやすく統合失調症を解説します | 統合失調症チェックナビ

統合失調症の症状記事一覧

統合失調症は、ある日突然発症するわけではなく、しばしば病気がはじまる前の「サイン(前兆)」のような症状が見られます。ただ、専門家ではないので、その症状の原因が何であるのかよくわからないことが多く、そのために患者さんも家族も、「どうもふっうと様子が違う」とは思っていても、それが統合失調症のはじまりとは気づかないことが少なくありません。また、統合失調症の症状は実にさまざまであり、その症状の多様性が早期...

本来ないはずのものがある「陽性症状」統合失調症の特徴の1つは、神経のバランスがくずれ、精神面に障害があらわれる結果、日常生活を送ることが困難になり、「生きづらさ」を感じることです。こうした「生きづらさ」の背景には、「陽性症状」と「陰性症状」の2つの基本的な症状があります。陽性症状とは、本来ないはずのものがあるという意味で、「幻覚」や「妄想」などが代表的なものです。統合失調症を引き起こす原因には、ド...

「五感」が乱れ、存在しないものを知覚します幻覚とは、現実にないものがあるように感じることです。奇妙なものが見えたり(幻視)、実在しない音や声を聞いたり(幻聴)、イヤな臭いや味がしたり(幻嗅、幻味)、ふつうなら感じない異常な感覚を体に感じたり(幻触、体感幻覚)するなど、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れるの人間の「五感」に対応するさまざまな幻覚が見られます。幻覚は、妄想などと同様に、急性期(発病後1カ月...

ありえないことを事実と信じる「妄想」妄想は、幻覚とともに統合失調症の主要な症状の一つで、急性期に盛んにあらわれる陽性症状です。妄想とは、現実にはありえないことを事実(真実)だと強く確信して疑わない状態です。まわりの人がどんなに「そんなことはない」「それはまちがいだ」と説得しても、本人はかたくなに信じ込んでいるので、訂正することができないというところに特徴があります。妄想は、単にその内容が奇異なだけ...

考えがうまくまとめられず苦痛を感じることも統合失調症は、「脳の統合機能が一時的に失調する病気」です。そのため、考えをつなげる働きも障害され、「思考障害」という症状があらわれます。思考障害は陽性症状の1つです。思考障害は、大きく「思考過程の異常」と「思考内容の異常」の二つに分けることができます。「思考過程の異常」は、考える道舘や脈絡そのものに異常が見られることで、以下のような症状があります思考途絶 ...

自分と他人の境界があいまいになる統合失調症になると、思考や感情行動などをまとめる脳の統合機能が一時的にそこなわれます。その結果自分と他人との境界(自我境界)があいまいになり、ふつうの人ならあたりまえの、「自分が考えている」「自分か行っている」という「自我意識」がはっきりしなくなり、自分が主体的に行っていることと、受動的にさせられていることの区別がつかなくなります。このような状態になることを「自我障...

急性期にあらわれる「緊張病性症状」統合失調症の急性期には、幻覚(幻聴)や妄想などの症状のほか、まれに興奮や昏迷、攻撃性、暴力性といった「緊張病性症状」があらわれる場合があります。統合失調症の興奮は、「精神運動興奮」と呼ばれ、「落ち着きがなくなる」「手をもむ」などのほか、「叫び声を上げながら壁にぶつかる」「足で床をたたく」など激しい運動をともなうこともあります。昏迷は、意識はしっかりしているのに、外...

慢性期にあらわれやすい「陰性症状」統合失調症になるとさまざまな症状があらわれますが、大きくは、急性期に活発に見られる幻覚や妄想などの「陽性症状」と、陽性症状がおさまったあとの慢性期に多く見られる「陰性症状」とに分けることができます。陰性症状の「陰性」とは、本来あるはずのものがないという意味で、症状としては、「感情の平板化」「意欲の減退」「集中力・持続力の低下」「社会適応の障害(社会的ひきこもり)」...

「挨拶が出来ない」「他人との協調が困難」などの対人関係の障害がみられます陰性症状や認知機能障害などがあると、日常生活や社会生活を送る上で、さまざまな障害(生活障害)が残ることがあります。生活障害には個人差がありますがよく見られる障害には次のようなものがあります。日常生活の障害 … 食事の仕方(過食、塩分や糖分のとりすぎ、同しものばかり食べるなど)、金銭の扱い、交通機関の利用の仕方などが苦手になりま...

早くからあらわれる「認知機能障害」認知機能障害は、陽性症状や陰性症状とともに、統合失調症の中核的な症状です。認知機能とは、人間がものを認識(知覚)するための知的な機能や能力のことで、記憶力、判断力、集中力、実行力、計画能力、統合能力、問題解決能力などが含まれます。健康な人は、無意識のうちにこれらの認知機能を働かせていますが、統合失調症になると、この機能が低下します。認知機能障害は、陰性症状と同じく...

なぜ「早期発見」が大切なのでしょうかどんな病気でも、発病したあと放置すれば、確実に症状は悪化し、慢性化します。特に、統合失調症の場合、発症してから最初の2〜3年の病気の状態が、その後の予後(将来の経過)に大きな影響をおよぼすといわれます。統合失調症の原因はまだ十分に明らかではありませんが、画像検査では、脳の前頭葉に萎縮か見られることがわかっています。前頭葉は、思考、記憶、意欲、情動といった、人間に...

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